Namco (現バンダイナムコゲームス) が 1988 年にアーケード (Namco System 1) ゲームとしてリリースした横スクロールアクションゲームである初代 "Splatterhouse" (スプラッターハウス) は、独特の退廃的世界観やアクションゲームとしての完成度の高さから、1990 年 04 月 06 日発売の NEC PCEngine への移植版をはじめ、SEGA Mega Drive プラットフォームで独自の進化を遂げながらリリースされたオリジナル続編 (2 & 3) 等、ホラーアクションゲームの代表作としてその名を馳せた。
シナリオ内容は、恋人 Jennifer (ジェニファー) とともに、マッドサイエンティストと噂される Dr. West (ウエスト博士) の館を訪れた青年 Rick (リック) を主人公とし、異形の怪物たちの襲撃に遭い Jennifer を連れ去られ、また自らも倒れてしまった Rick が、謎の仮面 "Terror Mask" (ヘルマスク … Hell Mask の呼び名も) の力を受けて再起、Jennifer 救出のためその足跡を追う…というもの。仮面 (Hell/Terror Mask) を被った Rick の外見は、1980 年に初作が公開された米国製ホラー映画 "Friday the 13th" (邦題: 13 日の金曜日) シリーズの殺人鬼 Jason Vorhees を彷彿とさせる。

そんな 1980-90 年代の名作がオリジナルタイトルのまま、横スクロールのみならず画面奥や手前等にも縦横無尽に移動できるフル 3D アクションゲームとして海外で制作され、2010 年 11 月末に欧米リリースされたのが本作。主要ゲームエンジンには "Bully: Schioolarship Edition" (Rockstar Games, 2008) 等でも使用されている米 Gamebase USA の Gamebyro を採用。X360/PS3 ダブルプラットフォームタイトル。
シナリオもほぼ上記設定に基づいたもののまま (登場人物には Rick Tailor, Jennifer Willis and Dr. Henry West M.D. とフルネームが冠された) となっている。ゲームモードは上記シナリオに沿った流れでのステージ展開が続く Story Mode と、既定のステージ中で特定数の敵を倒してハイスコアを狙う Survival Arena のふたつが用意されている他、Story Mode の段階的コンプリートによって 1 から 3 までの旧世代タイトル群もプレイアブルになる Classics モードが収録されている。
通常移動/スプリント/ジャンプ/攻撃を基本とする操作法は、その他のものとしてカメラ操作/防御/掴みや、バーサーカーモード発動等マスクの力を呼び起こすアクションが用意されている。

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