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Platform | Win98/Me/2k/XP | ||
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Developer | Ubisoft Montreal Studios | ||
Publisher | Ubisoft Entertainment | ||
Released | Nov 17 2002 | ||
Tags | 3D Action, Military, Stealth, Third-Person, Tom Clancy | ||
Multiplayer | N/A | ||
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© 2003 Ubisoft Entertainment.
米国作家 Tom Clancy (トム・クランシー) の名を冠した、同国 Ubisoft Entertainment のミリタリーアクションシリーズの壱タイトル。従来のシリーズ作品とは違い、開発は Ubisoft の Montreal スタジオが担当。Unreal 2 エンジンの光源処理や物理計算部分を改良し、繊細な影や物質の表現で超近未来の諜報活動を描く。
ゲーム内容は三人称視点でのアクションで、スニーク (潜入) プレイに重点を置いたものとなっている。
NSA (米国家安全保障局) 所属のエージェントで本作の主人公、Sam Fisher (サム・フィッシャー) に与えられる任務は "消息を絶った仲間の捜索" や "重要機密を極秘裏に奪取する" などが主で、戦闘行為は主要任務ではない。しかし時に身に迫る危険をかわすため、Sam は多彩なアクションやアイテムを身につけている。
また潜入中には Sam が頭部に装備するヘッドセットから絶え間なく連絡や指示が入り、臨機応変な対応を問われることもある。
米国から東欧、東南アジアなど世界中へと広がる 10 のミッションは、さらにそれぞれ複数のチャプターに分かれ、合間にはムービーシーンが挿入される。他のシリーズ作品と違い小説化はされていないものの、エージェント失踪からつながるグルジア国家および軍部の秘密…と、本作の物語もまた適度にリアルなディテイルをもって描かれる。
同タイトルのゲームとして、コンソール向けにも同内容の Xbox/PS2/GCN 版が、GBA 版にも 2D 横スクロール型アクションがリリースされた。
拙者にとっての Tom Clancy シリーズ初の挑戦。
Rainbow Six や Ghost Recon など他の代表的なシリーズ作品に関しては、その好評の声はよく耳にしても、結局プレイにいたる決定的な機会がなかったというか。
間違っても Tom さんや Ubi さんを嫌っているわけではないが、昨今のゲーム自体のボリューム増なんかを考えると、似たようなジャンルのタイトルにあれこれ手を出そうというのは、案外しんどいものだったりする。
そこへきて本作には頁頭に書いたような特徴的な面がいくつかあり、先行発売された北米 Xbox 版は Microsoft のヒットタイトル "Halo" 並みの売り上げを記録、大手サイトなどでも 2002 年のベストゲームとして賞を受けている。そんなこんなで発売以降もしばらく気になる存在として本作を留め、ふとした機会に PC 用デモ版を体験。直後に US 版を購入した。
しかし実を言うと購入直後の初印象はけっして良くはなかった。プレイヤーにとっての初めての実戦、第二ミッションのトビリシ警察署がどうしてもクリアできなかった。徘徊する警官や民間人に見つかることは厳禁で、特に民間人を殺してしまえばゲームオーバーに繋がる。加えて漆黒の闇と入り組んだ地形。このシチュエーションこそが本作の総てでもあるのだが、たとえばサムはどの高さまでジャンプでき、敵にはどの明るさでどの程度まで接近できるのか…といったシステムの勝手を飲み込まない限りは、たとえ序盤ステージであろうとクリアはできない。チュートリアル用のミッションもあるにはあるが、多くを学んだのはやはり実戦の場面。そういう意味ではいにしえの "死んで覚える" アクションゲームタイプというか、硬派なゲームだと思う。
その壁を越えて、サムを意のままに操ることができるようになる頃に楽しさは倍増する。前述の警察署ミッションを越えてからはゲームにも慣れ、特につまづくことなくプレイを続行、そして終了することができた。
操作キー自体はそう多くなく、デフォルト設定は以下のとおり。
だがこれらのキー、たとえば攻撃キーならば
という具合に状況によって異なる効果があり、他ジャンプキーなども局面によってパターンの変化がある。はじめに書いた "とっつきの悪さ" というのは、このあたりの操作系に惑わされた部分も多かったのかもしれない。
しかしこれにより少ないキーでの多彩なアクションが実現されているのもまた事実で、訓練やある程度の実戦を経験すれば、あらゆる意味で思い通りの動きができるようにもなる。
この操作と同様に興味深い効果を持つのが、Sam の使用するガジェット (各種装備) 類。
まず意外だったのが武器自体の少なさで、扱う武器は基本的にハンドガン (SC Pistol) とアサルトライフル (SC-20K) の二つの銃と、手榴弾と壁面地雷の二種類の爆発物のみ。銃器の名称にある "SC" は、おそらく SOCOM (米軍特殊司令部) あたりに由来するものだろう、いずれもサプレッサ固定でいかにもな特殊任務仕様だ。
ゲームの序盤では、 5.72 mm 弾を単発で発射するピストルしか持てないが、後のミッションで入手することになるアサルトライフルが面白い。 5.56 mm 弾をシングルまたはフルオートで発射できるほか、スコープを使えば狙撃銃としても使用できる。使用中のスコープ視点はサムの呼吸に伴って揺れているが、副攻撃キーをホールドすることで呼吸を止め、正確に狙いを定めることもできる。
さらに SC-20K のランチャ部分にはエアフォイル (リング状の金属弾) やスティッキーショッカー (粘着性の電撃弾) に、CS (催涙) ガス弾といった各種非殺傷弾や、スティッキーカメラ (暗視 + 感熱フィルタを持つ粘着性の小型カメラ) にデストラクションカメラ (各種フィルタの変わりに、ノイズ発生装置と炭酸ガス発射装置を持つ) という二種の小型カメラ、さらには盗聴用のレーザーマイクまでもが装備可能。
操作系同様、それぞれの特徴やスムースな操作を覚えることは必須になるが、最小限の基本にオプション的要素をもって多彩な効果を実現、という意味ではスマートなシステムだと思う。
武器以外にも、キー操作でシリンダー錠を解除するロックピックや、隙間からドアの向こうを覗ける光学ケーブル、監視カメラ用のジャマーなど、スニーク要素を堪能できるその他ガジェットも面白い。
体力回復用のメディカルキットと弾薬類はマップ中の特定の場所で入手可能だが、敵の持っている銃を奪うことはできない。また、後半ミッションに登場する敵の無人機銃は熱源に反応するので、機銃の傍にある制御用の端末を操作すれば、動作のオン or オフ、自動的に敵を判別するか否かを切り替え、敵の掃討にも逆利用できる。
直接使うことのない二次的アイテムとして面白いのが、敵兵を倒した際などに入手できるメモリースティック。このアイテムにはドアのキーコードなどの攻略に不可欠な情報から、仲間内や恋人とのメールなどが入っていることもある。入手後 Palm OPSAT から随時参照可能なので、いちどは目を通しておこう。
次は演出関連。すでに多くの場所で語り尽くされた感もあるが、とにかくこのゲームを語るにあたっては少なからず気になる部分。ゲーム中の光源処理は、従来 3D ゲームの中心であった "空間全体を照らす環境光によるもの" から "電灯やモニター機器などの光源体を中心とするもの" に置き換えられ、より現実的な空間を再現している。更に踏み込んだ内容については、下記アスキーさんやインプレスさんの記事を参照頂きたい。これら光と影の表現と、布や液体などの物理計算、物体ごとの熱量設定…といったリアルタイムの各要素が、スニークアクションというシステム部と密接につながり、見た目だけにとどまらない効果的演出を実現している。
サウンド面でも、敵に発見された際や強制的に起こる銃撃戦時を除いてゲーム中には音楽がほとんどなく、足音や音声といった効果音に重点が置かれた作りになっているので、本作のゲーム性も損なわれずプレイに集中しやすい。
これに絡む物語も 2004 年という非常に近い未来を舞台に、サイバーテロや核兵器を取り込んだ現代戦の雰囲気を味わえるものとなっており、サムが単身任務に挑むというスタイルの理由も、きちんとその設定に裏付けられている。
ひとつだけ残念だと感じたのが "リプレイ性" の薄さ。各ミッションや全編を終えた際のスコア評価や追加要素が全くなく、敵の配置やドアのキーコードのパターンもひとつだけ。そのひとつの形の中で理想の動きを突き詰めることはできるが、その先に繋がる部分がないのが悲しい。本作の好調を受けての追加パックもしくは続編が出る動きもあるようだが、何よりもこのあたりの改善を個人的には望みたい。システム部分は本当によいものだと思うから。
ぱっと見 "メタルギア" シリーズに似ている…なんて感想も聞くが、むしろ拙者は "天誅" シリーズが好きな方なんかにもおすすめしたいと思う。近代型忍者、もしくは仕事人で。
20030820
Not Written Yet.
Processor | 800 MHz (1 GHz) Pentium III or AMD Athlon |
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RAM | 256 MB |
Disk Space | 1.5 GB (2.1 GB) |
CD/DVD-ROM Drive Speed | 8x |
Video | 32 MB (64 MB) Card |
Switchable Full-Screen Display in Multi-Display Environment | Unknown or Not Supported |
Sound | DirectX 8.1 Compatible Card with Surround System |
DirectX | 8.1 |
Network | ---- |
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