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Platform | Win2k/XP | ||
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Developer | Edge of Reality | ||
Publisher | Sega | ||
Released | Jun 10 2008 | ||
Tags | Third-Person, Action, Comic Based, New York | ||
Multiplayer | N/A | ||
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© 2008 Sega.
米 Marvel Comics でおなじみの Hulk (ハルク) が、2008 年の Marvel Studio 制作による新作映画 "The Incredible Hulk" として劇場公開。それに合わせ、同名を関した 3D アクションゲームとして Sega (2007 年 4 月に Sega と Marvel Ent. は Hulk を含む三作品のゲーム化に関するライセンスを締結) から PC/PS2/PS3/X360/NDS/WII マルチプラットフォームでリリースされたのが本作。主人公 Bruce Banner 役の Edward Norton ら映画の俳優陣が本作でも声優出演している。
ちなみに前回の米 Universal Pictures による劇場映画公開時 (2003) にも、映画と同タイトルのゲーム "Hulk" (PC/PS2/Xbox/GCN) が Universal Interactive からリリースされている。
また 2005 年には、加 Radical Entertainment 開発による "The Incredible Hulk: Ultimate Destruction" (PS2/Xbox/GCN) という作品も Vivendi Universal 他から発売されている。
FMOD/Havok 搭載。
主人公は言うまでもなく、実験中の事故により浴びた大量のガンマ線によって、怒りや憎しみの感情が高まると緑色の大男 Hulk に変身する体質となってしまった物理学者 Bruce Banner (ブルース・バナー)。
ひとたび Hulk になると怒りのままに驚異的な怪力を暴走させてしまうため、Banner 博士は人目を避けるように暮らし、この忌まわしい体質を戻す方法を探るが、Hulk の存在を知った米陸軍はその力を利用しようと企み、Banner 博士を追う。
この基本プロットに New York という舞台と、Ross 将軍とその部下 Talbot 佐官、ロシア出身のエージェント Blonsky と言った軍関係者に、協力者の Rick や Sterns 博士、Ross 将軍の娘であり Banner 博士の恋人でもある Betty を交えた映画の基本ストーリーと、科学力を武器に New York の制覇を目論む集団 Enclave や、Ironclad ら四人の超人からなるチーム U-Foes といった Mervel Universe のキャラクタを絡め、フリーローム中のマップに随時出現するミッションオブジェクトに接触することによって物語が展開してゆく。
合間合間のムービーシーンでは Banner 博士の姿も見れるが、ゲーム中実際に操作できるのは Hulk のみ。
マウスルックと前後左右への移動キーに、強弱ふたつの攻撃ボタンと、スプリント (通常の移動は軽い走り)、ジャンプ、防御、掴み、そしてターゲットへの視点固定ボタンが加わる。
通常の攻撃ボタンによるパンチ以外にも、ダッシュやジャンプ時の Hulk には攻撃判定がつき、ゴミ箱や街灯に車など、街中のあらゆる物をなぎ倒す。またこれらオブジェクトはすべて掴んで武器とすることができ、初期には簡単な使用法しかできないが、ミッションクリアを重ねてゆけば、地面を叩き割って造る盾や、車を潰して造るガントレット、武器による連続技の使用も可能になる。
New York じゅうにそびえるビルをはじめとする建造物も、重ねて攻撃を加えれば崩壊させることができるし、壁面に向かって飛び移れば外壁をよじ登ることもできる。Hulk の屈強な肉体は、高所からの落下にもダメージを受けることはない。ジャンプ力もまた、初期でもじゅうぶん超人的なものだが、ゲームの進行によって段階的にアップする。
ダッシュとジャンプだけでも移動にはじゅうぶんなスピードだが、街中に存在する地下鉄入り口に立てば、瞬時に駅から駅への移動もできるようになっている。
HUD 中でマップと並んで表示される二本のゲージは Hulk の Health (体力) と Rage (怒り)。敵の攻撃でダメージを受ければもちろん体力は減少するが、なんと敵やオブジェクトへダメージを与えれば少しずつの体力回復ができる。つまり暴れれば暴れるだけ Hulk は元気になる。
そして怒りゲージ。敵やオブジェクトへの攻撃と、敵からの攻撃を受けることでメータが上昇。溜まった怒りを消費することによって、Fury Attack (通常技の溜め攻撃) や、下記の特殊技を発動できる。攻撃の手を止めると溜まった怒りはやがて空になるので、特殊技の使用を考える時は特に注意しなければならない。
参考リンク ... The Incredible Hulk - PC PS3 XB360/Upgrades - WikiCheats
体力/怒りゲージについても、マップ中に各百個ずつ点在する Gamma/Fury Canister の収集を重ねることで、その容量を上げることができる。
では暴れ放題かといえば、人や車の行き交う街中ではもちろんそれは許されず、破壊行為を続けていると画面中のインジケータが上昇し、九段階の Threat (脅威) レベルに伴った軍の攻撃体制が敷かれるようになる。
歩兵や HMMWV から、果ては戦車や攻撃ヘリにまで及ぶ追っ手を片っ端から相手にしても脅威レベルは上がる一方だが、攻撃を止めた状態を保つことで、時間とともにインジケータを下降させることもできる。また前述の地下鉄での移動を使えば、いっきに脅威レベルをゼロに戻せる。
Threat Level 9 プレイ動画 (Res. 320x240 px, Duration 02:30, Size 29 MB, DivX/MP3 Format)
New York 全景を描いたマップはシームレスに描かれ、Empire State Building や Times Square に Central Park といった名所 (名所にも収集用アイテムが散らばっている) も自由に駆け回ることができる。
キャニスタや名所の物以外にも、マップにはコミックカバー (メインメニューの Extras から収集した画像を閲覧できる) やミニゲーム発動のオブジェクトも出現。メインシナリオを進め尽くした後も、自由に街を徘徊して隠しフィーチャー発動に勤しんだり、クリアしたミッションを個別にリプレイすることが可能。
2008 年の夏の終わり、通販サイトに Hulk とだけ表記があって値段は ¥1,980。てっきり紹介欄の最初に書いた Universal 発売の 2003 年版だと思いこんで購入し、届いたのがこれ。
発売時期のわりに安い…これはもしやと思って GameSpot 他を流し見ればやはりレビュー等での総合評価は高くなく、でももったいないしなあと始めてみれば、またも意外に拙者個人には合っていたようで。
原作も映画も詳しくはないけれど、走る、飛ぶ、殴る (2-4 段階の連続技あり)、掴む、投げる…といった肉体感溢れるアクションゲームとして純粋に楽しい。今日のフリーローム物の礎ともいえる GTA シリーズあたりは、やはり車と銃でよいと思うのだけれど、すべてをその身体でもってこなす Hulk さんがどうにも頼もしい。
ざっと見た他所での低評価の流れはおもにグラフィックの弱さにあったようだけれど、実際この PC 版も DirectX 9 や Vertex/Pixel Shader 2.0 を要求するわりにそれらの恩恵は目だって見えないし、FSAA すらかけられない。ビル街を行く人や車のバリエーションの乏しさには野暮ったさも感じる。
加えてキーコンフィグ (デフォルトキーでのガードとロックオンの併用厳しすぎ) やゲームパッドの使用もできなかったりと、キャラクタの操作感は悪くないのに操作性は悪いし、セーブスロットはひとつ固定でどんどんオートセーブされてしまう…といった具合に、マルチプラットフォームタイトルとはいえ、PC ゲームとして見れば細かな不満はけっこう出てくる。
それから絶対に死なない通行人たちにも激しく不満。Hulk さんよりずっと化け物じゃないか。
そうした面もある中、ゲーム中のミッションも「敵を片付ける」「オブジェクトを運ぶ/守る」といったものがほとんどで、良くも悪くも頭を使う必要はまずないので、本当に単純明快に身体を駆使して暴れ回る、おっきい緑のおっさんを微笑ましく見つめることができる人にはおすすめしてみたい。
本作の話ではないが、同じく頁頭に書いた 2005 年リリースの Ultimate Destruction、妙にユーザ評価が高いのでいつかプレイしてみたい。
Not Written Yet.
Processor | 2 GHz Intel/AMD CPU with SSE Instruction support |
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RAM | 512 MB |
Disk Space | 1.8 GB |
CD/DVD-ROM Drive Speed | 8x DVD-ROM |
Video | Hardware accelerated card with pixel and vertex shader version 2.0 support. 128 MB of video memory with the latest drivers. Must be 100% DirectX compatible. |
Switchable Full-Screen Display in Multi-Display Environment | Unknown or Not Supported |
Sound | 100% DirectX 9.0 Compatible 16-bit sound card and latest drivers |
DirectX | 9.0 |
Network | ---- |
Copy Protection / Activation |
* Red Values are Recommended.
The Incredible Hulk on GeForce 7950 GT
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