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Platform | Win2000/XP | ||
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Developer | Headgate Studios (EA Salt Lake) | ||
Publisher | Electronic Arts | ||
Released | Mar 21 2006 | ||
Tags | Third-Person, Action, Gang, Mobster, Movie-Based, New York | ||
Multiplayer | N/A | ||
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© 2006 Electronic Arts Inc. 2006 Paramount Pictures.
1972 年公開 (原作小説は 1969 年発表) のアメリカ映画 "The Godfather" (ゴッドファーザー) をベースとして作られた作品。
五つのマフィア組織がしのぎを削る 1940 年代の New York (Little Italy, Brooklyn, Midtown, Hell's Kitchen and New Jersey) を舞台に、かつて Corleone (コルレオーネ) ファミリーの一員であった父親 Johnny Trapani を、対立する Barzini ファミリーに殺された経験を持つ青年 Aldo が、実母である Trapani 夫人の懇願をきっかけに Godfather こと Don Vito Corleone のはからいから同ファミリーへ加担、父親の仇討ちとファミリーへの忠誠を胸に、激化を辿る組織間抗争の最前線に立ち、やがては New York 全域のドンとなるまでを描く。
Vito 直属の殺し屋であった Luca Brasi (ゲーム冒頭で主人公の教育係にもなる) の絞殺場面や、街路での Vito 襲撃場面をはじめとした映画おなじみのシーンの再現を視ながら、その陰で動く者としての体験ができるほか、他組織の縄張りにある店舗や倉庫などを制圧することで各地区における支配権を拡大、収入やリスペクト値 (後述) を得ることができる。
各種コンソール等とのマルチプラットフォーム作品。ベースとなるのは上記内容のものだが、たとえば PSP 版ならフリーローム部分がなくなって抗争のストラテジー要素が強まっていたりと、機種によって少しずつ異なる部分もある。
特に後発の Blackhand Edition や Don's Edition といった家庭用最新機種版では、特殊コントローラを活かした操作形態、新規ミッションやマップ、部下を連れ歩くシステムの追加といった拡張がなされている。
3D 描画の街中を徒歩もしくは車両で徘徊し、特定の場所/人物との接触によって各種ミッション発生、メインシナリオを進める…といった既存のフリーローム型システムの中において、本作の特徴としておもに挙げられるのは、先述の支配権拡大時の縄張り争い要素と、戦闘時におけるアクションの多様性。
素手や武器による打撃をはじめ、対象の襟首を掴んでさらに拳や膝、頭突きを入れたり、掴んだ状態のまま移動して高所から突き落とす、かまどに放り込むといった事も可能で、対象がグロッギー状態になればそこへさまざまなスタイルの Execution (とどめ) を入れることができる。
このアクションは敵ギャングとの戦闘時に限らず、支配権拡大時に敵組織配下の店主等を服従させる際などにも多く使うことになる。
火器は三種 (回転式/自動式/マグナム) の拳銃にトンプソン機関銃と散弾銃。それぞれに三段階のレベルの物があり、マップ中の既定の位置で購入することができる。また爆発物として火炎瓶、ダイナマイト、爆弾がある。ダイナマイトは店の中等にある金庫を爆破する際に、さらに強力な爆弾は店舗等建物の爆破におもに活用するためのものだが、いずれも戦闘時の使用が可能。
弾薬やヘルスの補給は、各地に点在しゲームのセーブポイントとなるセーフハウスなどの建物内や、倒した敵からも可能なほか、闇の医者や商人たちとの取引でも行なえる。
銃撃戦においてはフリーエイムのスタイルに加え、いったん敵を自動ロックオン (初期操作設定ではマウス右クリック) し、そこからさらに精密な照準の位置調整を行なうことができ、弱点となる頭部や肩に膝、武器を持った手を狙えば効率よく敵を倒せるようにもなっている。また壁の切れ目や低い障害物に身を隠しながらの射撃も可能。
敵を倒したりミッションをこなしたりした際に得られるリスペクト値は、蓄積を重ねることでリスペクトレベル (1-50) を上げることができる。
このレベルアップ時には下記五つに分類されるスキルレベルいずれかにポイントをひとつ追加することができる。
またメインのシナリオを進めてゆけば、Corleone ファミリー内での地位を Outsider -> Associate -> Soldier -> Capo -> Underboss と上げてゆくことができ、さらに他組織を壊滅すれば Don に、ゲーム内の各要素をコンプリートすれば Don of NYC の称号をも得られる。
Heat 値というのは警察に、Vendetta 値は Corleone 以外のマフィア組織にそれぞれ目をつけられている度合いを示すもの。さらに警察ならば各地域ごと、マフィア組織ならば四ファミリーそれぞれにメーターが存在する。
人目につく場での犯罪行為やマフィアとの戦闘、ビジネスの妨害等を行なうことによってこれら値は増加し、一定量を超えれば通常の移動時でも先に相手から攻撃を仕掛けてきたり、警察の場合ならば手配時の包囲網が厳しくなる、マフィアの場合ならば Mob War というファミリー間の直接抗争に発展するなどの面倒が出るようになる。
発生した Mob War を終結させるためには、敵のビジネス施設いずれか二か所を爆破させなければならないが、マップ中の特定地点にひっそりと立つ FBI エージェントに賄賂を渡すことによって全組織の Vendetta 値をリセットすることもできる。いちど爆破した施設は復帰までに時間を要するので、攻略や収入のことを考えれば後者の解決法の価値は大きい。
また警察も Heat 値や手配度が上がりきる前にあらかじめ買収しておけば、その地域でのふるまいに対して一定の間は目を瞑らせることができる。
おもな登場人物については Vito 役の Marlon Brando (本作への出演期間中に死去) をはじめ、キャラクターモデルや声の出演もおおむね映画に沿ったものとなっており、おなじみの「愛のテーマ」などもゲーム中多く使用されている。
そうした中で主人公については "Mobface" という機能による簡易モデリング調整や、ゲーム内で得た収入で服を購入 (色柄等も若干調整可能) して、ある程度外見をカスタマイズできるようになっている。
映画のほうには特に深い思い入れのない人間として、購入のきっかけは多彩なアクションの好評を耳にしたから。
そんなわけで初回プレイ時には Luca のレクチャーを受けた直後から、街頭に立っていたファミリーの仲間のアドバイスを鵜呑みにし、メインミッション放置で支配権拡大に勤しみ、さらに勢いづいて他ファミリーを壊滅して回ったものの、おかげでメインシナリオを進めると妙な具合に…
さらに実は肩書きを付けながらのほうがリスペクトレベル上げの苦労も少なくて済むとわかりショックでもあったが、こうした遊び方もできるというのもまたアリだと思う。
肝心のアクションについては、マウスの左右ボタンをクリックしたまま C キーを押しつつ E キーを押す…など、おもに戦闘時のマウスとキーボードのフル稼働には幾分の慣れが必要。
それを越えれば肉弾戦時の多くのアクション等が楽しめるし、後に書く敵の出現方法に難はあるが、遮蔽物を利用しつつちまちまと撃ったり、時には鉄砲玉プレイもできたりの銃撃戦もそこそこ楽しい。
店主や情報屋の弱点を探りながらの恐喝/尋問や、コントラクトヒット (殺人依頼請負) での殺害条件によるボーナス付与などもユニーク。
しかし戦闘時を除く人物の動き、車の挙動については全般的に滑らかさが感じられず、はっきりと言えばよろしくない。ぴょんぴょんと飛び跳ねる 40 年代マフィアの姿は違った意味で辛いからかもしれないけれど、窓枠以外のオブジェクトを気軽に飛び越せないのも辛い。
それからゲーム中の街をうろついてみて感じるのが、各素材のバリエーションの乏しさ。おそらくコンソールでの少メモリ環境を考慮した作りなのだろうが、映画登場人物以外のひとびとや車種 (これは年代設定上の問題か) に建物内の間取、いずれも平坦さや使い回しの多さが強く目立つ。
またフィールドは開けた場所においても常に壁に囲まれていて、全体的に地味な空間の色使いとあいまって、プレイ中は時折セガセターンあたりのゲームをプレイしているような (悪い意味での) 感覚が沸いた。
人や車の出現範囲も同ジャンル他ゲームに比べて極めて狭く、ドライブ時や戦闘中に突如目の前に沸く車や人影には、なにかとひやひやさせられる。そういう事情もあり、かつ主人公がスプリントを多用してもなかなか疲れない人なので、交通量も多く他車の速度も遅い街中での移動には、雰囲気無視で Forrest Gump ばりに走り回ったほうがいいかも。
後発のコンソール版では改善されているようだが、いくら地位を高めようとも常にひとりきりの実行部隊として駆け回らなくてはならないことについても寂しさを覚える。
Mobface 機能による主人公のカスタマイズはもちろん楽しいが、頭部を除いての自由度はやや低く、個人的に抱いた不満としては「腰の高さが完全固定」という点と「服装にロングコートがない」のふたつ。
細い/太い、もしくは筋肉質か否かといった体系の肉付きはある程度変えられるものの、たとえばこの人なんかは、故山城新伍氏が仁義なき戦いシリーズで演じた江田省一をイメージしたのだけれど、こうした熟年男性を作ろうとする場合にはスタイルが良すぎてどうにも貫禄が出せないのが残念。
ロングコートは NPC の Capo 等が実際に着ているのに、なぜかプレイヤーモデルには適用できない。
またこの機能は新規ゲームの開始時ほか、その後の再調整のためにセーブデータのロード画面からも使用できるようになっていて、そのため同画面ではキャラクタモデルのプレビューも兼ねたデータロードが併せて行なわれるのだけれども、これが異様に遅くてプレイ再開のたびに十数秒から待たなくてはならないのもちょっとしたストレスになった。
おまけとして、うちの環境固有かもしれないけれど、このゲームの起動後にはなぜか Windows のスクリーンセーバーの待機時間が 1 分に再設定される謎の現象が出たりもした。
メインシナリオのボリュームもそれほど大きくないので、ここまでに書いたようなある程度の多様性を持った戦闘と、じわじわと支配権を広げる作業的なプレイスタイル、それから映画のほうも好きな人あたりなら (Al Pacino の出演はないけれど) それなりに楽しめるかもといった感じ。
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Processor | 1.4 GHz or Faster Intel Pentium 4 or AMD Athlon Processor |
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RAM | 256 MB |
Disk Space | 5 GB |
CD/DVD-ROM Drive Speed | 2x DVD-ROM |
Video | DirectX 9.0c Compatible 64 MB or more of VRAM and T&L Capable ATI Radeon 8500, Nvidia GeForce 3, Intel Graphics Media Accellerator 900 |
Switchable Full-Screen Display in Multi-Display Environment | Unknown or Not Supported |
Sound | DirectX 9.0c Compatible |
DirectX | 9.0c |
Network | ---- |
Copy Protection / Activation |
* Red Values are Recommended.
The Godfather: The Game on GeForce GTS 250
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