Home :: Game Info :: PC :: I.G.I 2: Covert Strike (Project I.G.I 2)
Platform | Win98/Me/2k/XP | ||
---|---|---|---|
Developer | Innerloop Studios | ||
Publisher | Codemasters | ||
Released | Mar 03 2003 | ||
Tags | First-Person, Military, Stealth | ||
Multiplayer | N/A | ||
|
© 2003 Innerloop Studios and The Codemasters Software Company Limited ("Codemasters")
開発元は前作 "Project I.G.I: I'm Going In" と同じくノルウェイ Innerloop Studios。ただし版元は Eidos Interactive から Codemasters へと移った。そこで商標権絡みの問題あってか "Project I.G.I 2" として世に出たのは欧州特定地域版のみで、世界的には "I.G.I 2: Covert Strike" のタイトルでリリースされた。シングルプレイヤーおよびマルチプレイヤーモード (GameSpy Arcade 同梱) 搭載。
元英国 SAS の作家、Chris Ryan 氏による技術監修を受けたシングルプレイヤーモードの主人公 (プレイヤーキャラクタ) は前作同様、Ryan 氏と同じ元 SAS 隊員 David (Llewellyn) Jones。IGI 諜報員としての活動を続けている。
今回の物語では、新上官 Phillip White の命を受け、ロシアンマフィア集団の手によって米国ハイテク施設より盗まれた EMP チップ奪回のため、David が単身でスロアバキアのカルパチア山脈 (Carpathian Mountains) に位置する敵施設への潜入から始まる以下 19 のミッションが用意されている。
スロバキアにはじまる東欧地域から、リビア、エジプトそして中国…と、活躍の舞台は広がってゆく。いずれも厳重な警戒態勢がしかれた中、David が取るべきはやはりステルスアクション。監視カメラや歩哨に待機兵ほか、APC や戦闘ヘリといった各種兵器の目をかいくぐり、速やかに任務を遂げることが最もスマートな戦術だ。中には時間設定が設けられているミッションもある。
基本操作は WASD キーとマウスによる FPS の標準的移動と、立ち/屈み/伏せの三段階の体勢操作。いずれの体勢においても移動および (伏せ状態を除いて) ジャンプが可能。また、立ち状態においては無制限のスプリントも可能 (トグル切替可) となっているが、匍匐 > 屈み歩き > 歩き > 走りの順に、こちらの立てる足音によって近隣の敵に気づかれる可能性も高くなる。HUD 内にはこれを示すインジケータも表示されているので、双眼鏡、サーモゴーグルにマップコンピュータといった装備品の使用もうまく絡めて、常に周囲の状況を把握した行動を心がけよう。そしてそのために新しく追加されたのが Peek 動作。特定ボタン押下中にマウスを移動させることによって、上体移動による覗き込みが行なえる。ただし Peek 動作中は攻撃不可。
もちろんマウス左右ボタンに割り振られた主/副攻撃と、また、ドアやコンピュータ等の各オブジェクトに対してのキー操作によるアクションも忘れてはならない。時には迅速に、そして時には慎重にといった行動を切り替えて道を拓くことこそが、本シリーズにおける醍醐味だ。各ミッションには達成時間や被発見回数、残ヘルスなどの目標値設定があり、ミッションの分岐などは発生しないものの、達成時には各種数値が総合評価される。いちどコンプリートしたミッションは再プレイ可能となるため、ひたすらベストルート/スコアを目指してのプレイも可能。
そして David が手にできる銃火器ほか装備品は以下のもの。※() 内はマウス右ボタンによる副動作
これらの装備に当たってはメインとサブの銃火器、そしてナイフ、ハンドグレネード、地雷の五つの枠に加えて空爆要請用の Laser Desginator、そしてヘルス値回復のための Medical Syringe と、計七スロットが用意されている。
メインおよびサブ武器は、倒した敵兵の落とした物と持ち替えることもできるが、いずれもひとつの銃器しか携行することができない。またシナリオ進行が連続しているミッション間においては、そのまま (弾薬補給無し) の状態で装備品の引継ぎが行なわれる場合もあるので "いかにして手持ちの武器を良い状態で持ち越すか" といった攻略法も求められる。
弾薬の回収は敵の落とした物やマップ上特定地点に置かれた武器を回収することで可能だが、David のヘルス値回復は、最後半ミッションに登場する Medical Syringe を使用することでしか行なえない。初ミッション時に Phillip も助言してくるが、無駄な戦闘を極力避けることこそがすなわちバイタルとなる。
…と、エンディング間近に登場する友軍兵士たちのベストの背中に入った "IGI" ロゴを見ながら。お前らもっと早く来てくれよと。
前作についてはこのサイトにもページを設けているように、デモ版から即座に Eidos KK の出していた日本語版を購入したほど、魅力溢れる画期的タイトルだった。新時代到来を感じさせる美麗かつ広大なマップ。敵 AI にやや問題はあったが、ステルスプレイもランボープレイも適度に楽しめるミッション設定。
で、この二作目。リリース前にはマルチプレイヤーモードのデモ版が配布されていて、連日それなりに遊んだ覚えはある。しかしグラフィックや操作感などにおいては特に目立った魅力はなく、今度は即購入へとは至らなかった。
リテール版のリリース後も各所におけるレビューは低評価が殆ど。そんなこともあって、本タイトルについては頭の片隅に留めておくことにし、当時は SoF 2 や Battlefield 1942 辺りのゲームで賑やかなどんばちを楽しんでいたのだが、気になるゲームというものはいつまでも気になるもので、結果的には遅れに遅れて Sold Out Software リリースの廉価版を購入する形となった。
そしてプレイしてみるとどうだろう。やはり絵もゲームデザインも、前作にあった程のインパクトは感じられない。2003 年リリースのタイトルとして見てだ。HUD 下部に並ぶ人体を模したヘルスゲージ、そして被発見アイコンにステルスメータなどはいずれも中途半端な実装に感じた。
前作では隠し技として、双眼鏡の中央に敵を捕らえ、そのまま銃へ持ち替えてクリティカルヒットを狙う、というものがあった。それが封じられたことはまだ理解できる。だが新装備のサーマルゴーグルの使い勝手の悪さは異常。頭部装着型にも関わらず、ゴーグル装備中は双眼鏡同様に武器の使用および回収すらもできず、こまめに動く薄壁越しの敵を狙うのにもひと苦労。さらに倒れた敵にさえ温熱感知がいつまでも反応を続ける謎仕様となっている。
そして敵 AI。近辺への着弾に気づかない、警報発令時に何もない空間から無限に湧いてくる…という二大問題はどうにか解決されている。しかし今度は度を越した過敏さを見せるようになった。ありえない位置からありえない武器で "狙撃" してくるのだ。たとえばこちらが数百メートル離れた兵士をスナイプし損ねたとしよう。するとその距離から、Makarov だろうが Uzi だろうが、的確に狙撃を行なってくる (前作で酷評された直進あるのみの弾道計算は、全く修正されていない) のである。よってこちらの戦法としては、オブジェクト周りにいる敵のみを茂みや車両下等といった死角からぴしぴしと消音武器で片付け、他の敵との接触は極力避けてゆくしかなく、ランボープレイなどはもってのほかということになる。
あとは建物内に入れる場所が多くあるのに、そこには最小限かつ既定のオブジェクトしか存在していなかったり、ちょっと自然を探索しようとして既定のエリアを離れれば、強制的にミッション失敗を告げられたりと、上記戦闘の部分と併せて、こちらの冒険心探索心を満たす自由度や爽快感というものがまるでない。時間制限や完全ステルス条件付ミッションなどは閉口物の極みである。
それから前作ではできなかったミッション中のセーブ。今回は三段階の難易度ごとに、回数制限 (Hard = 1/Normal = 3/Easy = 5) 付でのクイックセーブが可能となっている。
YouTube などを見れば、ストレスフルにステルス戦術を強いられるこの枠組みにおいてもなお、ベストの攻略法を見つけ出す猛者も世界にはいるようだが、私にはそこまでの忍耐強さはない。なんというか、とにかく詰め将棋のようだとしか言い様がない、ひたすら我慢のゲームだと思う。
ちなみにいくぶんのねたばれになってしまうが、物語後半では中国軍が敵組織として登場してくるため、中国における本タイトルの発売は禁止となっている。
それから開発元の Innerloop Studios は本作リリース後の 2003 年 06 月に解散している。開発元に発売元、いったいどちらが I.G.I の未来を潰してしまったのだろうか。
20140508
いったんマップ画面を開くと正常なプレイ画面に戻れる場合がある。これで駄目な場合はタイトル画面まで戻ってミッションを選択しなおさねばならない。
Ver. 1.00 から始まり、最終的には 1.03 (Beta) までのバージョンアップがなされているが、こうした致命的なバグを放置する姿勢にも、リリース側の熱意の薄さが感じられて残念至極。
Processor | Pentium III or Athlon at 700 MHz Pentium III/4 or Athlon at 1.2 GHz |
---|---|
RAM | 128 MB (512 MB) |
Disk Space | 1.9 GB (1.4 GB for Game, 500 MB Free After Installation) |
CD/DVD-ROM Drive Speed | 8x (32x) CD-ROM |
Video | 32 MB (64 MB) Graphics Card 3Dfx Voodoo 4/5 or ATI Radeon 7xxx/8xxx/9xxx or Matrox G400/G450/G550, Parhelia or Nvidia Riva TNT 2, GeForce 256/2/3/4 or SiS Xabre |
Switchable Full-Screen Display in Multi-Display Environment | Unknown or Not Supported |
Sound | DirectX 8.1 Compatible Card |
DirectX | 8.1 |
Network | Internet |
Copy Protection / Activation | Optical Disc Required for Boot SafeDisc: 2.90.040 (Version 1.1) |
* Red Values are Recommended.
I.G.I 2: Covert Strike (Project I.G.I 2) on GeForce GTX 760
No Users' Revview
Copyright © 2001-2024 gamers' hideout All Rights Reserved.