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Postal

Postal
Platform Win95/98/NT4/2k
ESRB Rating
Developer Running with Scissors
Publisher Whiptail Interactive
Released Nov 14 1997
Tags Third-Person, Action, Modern, Criminal
Multiplayer Internet, LAN

© 1997-2004 RWS, Inc.

Overview

越えてはならないラインの向こうは…

1980 年代、米国のとある郵便局員が起こした殺人事件が元で、狂気にかられる様を "Go(ing) Postal" と呼ぶ俗語が生まれた
そんな由来を題名にしたこのゲーム、テーマはずばり "個人による大量殺戮" であり、発売当時もその過激な内容から物議を醸し "全米発売禁止" 等の触れ込みと共に日本にも上陸 (国内代理店はマイクロマウス) し、マニアックな話題を生んだ壱本。

ゲームは見下ろし型の 2D 画面 (主にクォータービュー、ステージによってはトップビューも) で、基本的にはボタン押下による前/後進と方向転換、攻撃他のアクションを組み合わせる形の操作になる。ジャンプ動作はできないが、しゃがみは可能。
またプレイヤーキャラクタが壁などのオブジェクトの (画面上での) 奥に位置する際には、部分的な透過描写が行なわれる。
入力はキーボードとマウス、パッドに対応し、操作に使用するボタンはすべて各デバイスに割り当てることが可能。また方向転換に関してはオプション画面から立ち・移動時別に転換速度を設定でき、更に何度単位で回転を行なうかといった細かい調整もできる。
ストレイフ (平行移動) はデフォルトでは移動とは別に割り振られているため、独特の見下ろし型画面での操作については多少の馴れが必要。攻撃時には細かい角度調整が重要になるし、ロケット弾やナパームといった敵の重火器攻撃を避ける際にも、素早い反応が要求される。

用意されたステージはデフォルトで 16。警官に包囲された主人公 Postal Dude (ポスタル・デュード) の家を最初に、トラック駐留所やパレードが行なわれる町中、炭鉱等へと続いてゆく。
ステージのクリア条件は "ステージ上の人間を n% 殺す" というもので、その対象にはこちらを攻撃してくる警察/軍隊他、多数の市民も含まれる。前述の通り本作はマスマーダーなゲームであり、プレイ中には常に断末魔や瀕死の呻きが響くため、大音量でのプレイにはどうか注意されたい。
瀕死といえばこのゲームの持つひとつのフィーチャーとして "Execute" (エグゼキュート) キーの存在がある。こちらの攻撃を受けた者が倒れる際、即死にいたることがほとんどだが、まれに瀕死状態でしばらくもがき続けることがある。その際に相手の傍に立ち件のキーを押せば、わざわざマシンガンでもって引導を渡してやれる。いったん瀕死になった者はある程度の時間が経てば息絶えてしまうため、このキーの使いどころはあまり多くないが、プレイの際にはいちど見ておくといいかもしれない。さらに用途が少ないものとしては、自殺キーもあったりする。

なお、本作発売後にリリースされた拡張パック Special Devivery (スペシャルデリバリー) ではショッピングモールやリゾート地などのマップが追加。マイクロマウスによる国内版 (マニュアルのみならずゲーム内音声も日本語化) パッケージにおいては、秋葉原に大阪日本橋の電気街といったオリジナルマップが特別収録。
2006 年現在は、これらをまとめた廉価版的なタイトルを開発元や国内の新代理店ドライブ社 (旧マイクロマウス?) サイトなどを通じて購入することができる。

武器はゲーム開始時に持っているピストル/手榴弾/火炎瓶/地雷を筆頭に、ショットガンやロケットランチャー、火炎放射器など全 12 種。素早く周囲の状況を判断し、的確な武器を選ぶことで壱対多の戦局を優位に運べるだろう。
ロケット弾には直進型の他に誘導弾もあり、こちらだけでなく敵がそれを放つこともある。逃げ切れない際には、開けた場所が背後にあることを条件としてその場にしゃがむことで回避が可能。
また火炎系の武器によって火のついたキャラクタはその後しばらく走り回り、その間触れた者に対して引火を行なうので注意が必要。但しこの現象を逆手にあえてプレイヤーキャラクタに火をつけて走り回らせ、周囲を巻き込むこともできたりする。

規定のステージを順にクリアする標準のモード他、タイムアタックや旗取りのモードを含むシングルプレイ、各種ネットワークを介しての対戦や co-op ができるマルチプレイ、そして簡単なマップエディットが行なえるエディットの三つが用意されている。

俯瞰的に町を望み、そこで動く群集を画面内いっぱいに描く、2D であるからこその映像的ダイナミズムと、悲鳴や銃声、環境音がない交ぜになって奏でる破滅的静寂と喧騒。
日常の陰に潜む狂気を描いた本作、血を見ることに抵抗がなく、且つ決して現実のニュースの主役になってやろうなどと思わない自信がある方は、話の種程度にプレイしてみるのも良いかも。

cheezball's Review

Not Written Yet.

Notes

おかえりポスタル

その後 3D アクションにゲームシステムを変え、Postal 2 (2003) および III (2011) へと続いた Postal シリーズだが、2016 年 05 月 20 日、この初代のリメイク作 "POSTAL Redux" がリリースされた。グラフィックの HD 化ほか、オリジナル声優による音声の再収録、ゲーム細部の調整、co-op モード搭載 (群れたら単なる暴動じゃん…楽しかろうけど) なども行なわれている。対応プラットフォームは Windows/Mac/Linux/PS4。
POSTAL Redux on Steam

System Requirements

Processor Pentium 90 MHz (166 MHz)
RAM 16 MB (32 MB)
Disk Space 95 MB (300 MB)
CD/DVD-ROM Drive Speed 2x (4x)
Video 256 Colors at 640x480 Resolution
Switchable Full-Screen Display in Multi-Display Environment Unknown or Not Supported
Sound 8-bit (16-bit) Audio - Sound Blaster 100% Compatible
DirectX 5.0
Network ----
Copy Protection / Activation

* Red Values are Recommended.

Screenshots

Screenshot of Postal

包囲された家を飛び出して

Screenshot of Postal

神の啓示だ。俺が神だ

Screenshot of Postal

パレードだ。手には火炎瓶が…

Screenshot of Postal

トップビューのステージも

Postal on Radeon 9800 Pro

Gamers' Voice about Postal

古いのに新しい

というわけでびっくりしました。

Tester さんのレビュー

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