Home :: Game Info :: PC :: Dead Island: Riptide
Platform | WinXP/Vista/7/8 | ||
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Developer | Techland | ||
Publisher | Deep Silver | ||
Released | Apr 23 2013 | ||
Tags | 3D Action, First-Person, Post-apocalyptic, Role-playing, SteamApp, Survival, Zombie | ||
Multiplayer | Internet, LAN | ||
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© 2013 Techland Sp.z.o.o, Coch Media GmbH.
南洋のリゾート島 Banoi (バノイ … オーストラリアの北、パプアニューギニア東海岸の外れを想定した架空の地) を舞台としたサバイバルアクションロールプレイングゲーム "Dead Island" (デッドアイランド … Sep 2011 リリース。制作および発売元は本作と同じ) の第二作目。PC/PS3/X360 マルチプラットフォームタイトル。3D ゲームエンジンは本作の開発元、ポーランド Techland 社内製の Chrome Engine 5。
当初は初代の拡張パックとして開発されていたが、都合により独立タイトルとしてリリースされた。よって、本作のプレイに際して両タイトルを用意する必要はないが、前作と同じキャラクタを使用する場合においては、そのセーブデータを引き継いでの本編開始もできる。
ゲームシステムは前作を踏襲。アウトブレイクの危機に陥った島からの脱出劇を描いた前作のエンディングから続く設定にあるシナリオを主軸に、プレイヤーは五人のメインキャラクタ (前作までの四人に加え、John が今回より登場。彼らはいずれもゾンビ化に対する免疫保持者である) の中からひとりを選び、ゲーム開始後に漂着する Banoi 近海の島 Palanai (パラナイ) をはじめとする各地を探索し物語を進めてゆく。
実際にプレイヤーが操作できるのは、ゲーム開始時に選択したキャラクタのみとなるが、これも前作同様、物語自体はこの五人からなるチームが行動をともにする形で描かれ、途中のカットシーンほか各所では自分以外のチームメイトたちの様子を見ることもできる。また co-op プレイ時には各プレイヤーがこの五人をそれぞれ担当するといったことも可能。
Dead Island: Riptide - Playable Characters | |
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Logan Carter ローガン・カーター |
アメリカンフットボールの元スター選手。武器の投擲を得意とする。 |
Purna プルナ |
元オーストラリア警察官。事故による辞職後、リゾートでボデイガード職に就く。銃器のエキスパート。 |
Xian Mei シアン・メイ |
中国政府の秘密捜査官として、Banoi 島調査のためリゾートへ潜入。刃物の扱いに長ける。 |
Sam B サム B |
ヒット曲、Who Do You Voodoo を携え、リゾートでの営業に訪れたラッパー。打撃系武器の扱いが得意。 |
John Morgan ジョン・モーガン |
ADF 兵士。階級は軍曹。ゾンビ発生の事態収拾作戦の中、ウイルス投与の実験を受けた。白兵戦が得意。 |
フリーロームアクションのスタイルではあるが、その舞台は完全なオープンワールドではなく、移動範囲は各チャプタごとにある程度制限されている。
本作に冠された Riptide (リップタイド … 荒波) の文字が表すとおり、ゲーム中のロケーション各所に溢れる水の存在は、見た目だけでなくこちらのプレイスタイルをも揺さぶるものとなっており、ここに前作との大きな違いを感じることができるだろう。
またマップ中には Dead Zone (デッドゾーン) と名付けられた、所謂ちょっとしたダンジョンも点在していて、そこには固有の名称を持つ敵やキーアイテムなどが配置されている。
ゲーム通しての敵キャラクタはおもにゾンビと化してしまった人間たちだが、時として生身の人間をも倒さねばならない場面もまたある。こうした敵を倒すこと、またはひとびとから依頼される各種のクエストを解決することによりプレイヤーキャラクタは XP (経験値) を獲得でき、既定量の XP 獲得ごとにレベルアップのフィーチャーがある。レベルアップ時にはキャラクタごとに用意されたさまざまなスキルをアップグレードできるほか、より強い武器を手にすることができるようにもなる。
装備可能な武器も前作同様、鈍器や刃物、銃火器など。本作においては投擲専用ナイフをはじめとした数種の武器も追加されている。各地に備え付けの修理台では、武器の修理やアップグレード (要費用) および、拾い集めた設計図や材料を利用しての武器製作もまた可能。
前作は発売時に Xbox 360 版にて経験済み。四人すべてでのゲームコンプリートも済ませ、後に出た GotY 版 (DLC: Bloodbath Arena + Ryder White's Campaign + The Ripper 同時収録 + いくらかの修正適用済) も購入、シングルプレイヤーモードのみだが、とにかくよくプレイしていた。
同じく X360 版の存在があるのにもかかわらず、あえて今回 PC 版に手を出してみたのは、銃器使用時のエイミングの加減が、キーボードとマウスによる操作でどれくらい直感的に行なえるかを試してみたかったため。近年のマルチプラットフォームタイトルらしく、ゲームパッドでのプレイのためのエイムアシスト機能はゲームに備わっているが、古くから FPS に慣れ親しんできた者として、個人的にこの手の機能は好きではない。この眼と手で狙い撃ってこそシューターですよ奥さん。
結果、エイミングに関しては PC での FPS プレイに慣れた人間ならば、やはりマウスのほうが断然具合がよいだろうと感じた。
しかし本シリーズにおけるシューティングというのは、あくまで多く用意された攻撃方法の中のいち要素にすぎない。殴る、蹴る、斬る、刺す、燃す…等、攻撃のバリエーションは多彩にある。
それを活かすのが、ゲームパッドのアナログスティック操作による得物の扱い。ゲームオプション中のデフォルト設定では Digital とされている攻撃方法を Analog へと切り替えることにより、X360 パッドの場合ならば、敵をこちらの攻撃範囲内に捕らえつつ、L トリガで攻撃態勢へと移り、R スティックで武器を自在に振り回すことができる。この際視点移動を絶妙に併用すれば、敵の特定部位をピンポイントに狙うことも可能となる。
この操作方法がとにかく拙者の肌には合っているものだから、結局この PC 版 Riptide のプレイもまた、パッド使用で通すこととなった。
と、操作方法についてはさておき、肝心のゲーム内容について。
元は拡張パックとして作られていただけあって、やはりボリュームの薄さは気になった。本作の舞台も前作同様、物語の進行に合わせた移り変わりを見せるが、それでも総合的な内容の厚さをみると、前作には幾分劣る印象。
どこかで聞いた話だと、本作が独立タイトルとなった最大の要因は、ゲーム中に多く出る水の処理に関する部分のみに拠るものだとか。その他のシステム面に関しては特に大きく手を入れられた様子がないことからも、この話もあながちでたらめではないだろうと思える。
また、巷で本シリーズの難点として挙げられるものに、プレイヤーキャラクタのレベルアップに対する実感が得にくい、という声がある。こちらがなんだかんだと苦労を重ねて XP を蓄積し、数値上のレベルを上げると、敵キャラクタたちもそれに追随する形でレベルを上げてくる。
つまり、そこらをうろついている最下位クラスの敵であろうと、手強い敵はいつまでも手強いままであり、いわゆる無双な状態を楽しむということが Dead Island の世界ではできない。さらに装備可能な武器にもレベルが設定されていて、プレイヤーキャラクタがそのレベルに満たない時にはそれを装備することはできず、逆にプレイヤーキャラクタのレベルが武器のそれを大きく上回ってくる時には、その武器はごみ同然の価値しか持たなくなってしまう。
こうしたシステムの中で救いとなるのが、プレイヤーキャラクタのレベルアップ時に各キャラクタの持つ固有のスキル群から任意のものを選択し、それをアップグレードできるという点。ちなみに本作のレベルキャップは 70 であるが、ここに達してもすべてのスキルを上げ尽くすことはできないので、ある程度の算段は要求される。要は安易に数字を積み重ねるのではなく、操作対象のキャラクタとともにプレイヤー自身もまた油断なく腕を磨き続けろ、というデザインなのだろう。
この手のゲームにひたすらの爽快感のみを求める人にとっては確かに辛くはあると思うが、それなりの緊張感を求める人にはとってはそこまで大きな問題ではないのだとも、シリーズを通して遊び続けている者としては言える。
すでにシリーズ全作品を包括した高解像度リマスター版 "Dead Island: Definitive Collection" も出ている現在ではあるけれど、前世代シリーズの二作がそこにあるとしたら、未経験者にはまず初代の GotY 版を拙者は推す。そしてその人物が初代を遊び通すほどに気に入るのならば、そこではじめてこの Riptide も薦めるだろう。
これは "続き物は最初から遊んでこそ" という意味においてでもあるが、本作を独立タイトルとして見た場合において、決定的な強みを挙げることがいささか難しくもあることによる。月並みな言葉になるが "ファンなら買い" 的なゲーム。良くも悪くも、ええ。
20160918
僕の手元にある DI シリーズのパッケージは、
上記のとおり。これに加えて PC ダウンロード版の DI: GotY がひとつ。いずれも北米版。
物好き野郎の冗長なるコレクションだが、初代 PC 版の被り具合にはちょっとした理由がある。
PC 版の各作は、いずれも Steam でキー認証を済ませてからインストールし、そこでプレイする SSA タイトルとなっている。
しかし版元である Deep Silver (独 Coch Media GmbH 系) は、2016 年の Definitive Edition (+ Definitive Collection) のリリースより、同社商品サポート体制をそちらへ集約させるためか、Steam より旧版 (オリジナル版) の取扱を引き上げてしまった様子。ここでいう "取扱" とは、新規の購入およびキー登録のこと。現在ストアに並ぶのも "Definitive" 系の新版各タイトルのみ。
新版リリース以前に旧版のキー登録を済ませているユーザは、DE 発売後もそれをプレイすることができるが、そうでない者はたとえ手元にパッケージ版を持っていようが、旧版のキー登録ができない状況である。
僕の場合、本ページ内レビュー項で書いたとおり、シリーズ初代無印と同 GotY Edition は X360 版ですでにプレイを済ませており、PC 版については、いちおうということで購入していた初代はずっと未登録のまま、Riptide のみのプレイとしていた。続く Definitive Collection も XB1 版のみの購入 + ひととおりのプレイを済ませている。
そして最近ふと思い立って、放置していた無印初代のパッケージを改めて開封し、そのキーを Steam に登録しようとすると、これがどうにもできない。下にその流れを書く。2017 年 09 月末のできごと。
きわめて面倒臭い内容であるが、ご理解頂けるだろうか。とにかく PC 版の DI シリーズについては本項最初に書いたとおり、DE のリリース以降、旧版 3 タイトル (初代と同 GotY 版および Riptide) の扱いは、なかば投げ出された状況となっている。
今回ふたつ目の北米版初代無印パッケージを販売されていたオンラインストアにも概況を報告、首尾よいご理解を頂き、いくらかの在庫を残されながらも以降の販売を差し止めてもらった。ちなみに僕個人の買い物については、この問題追求が目的であったので、とくに返金等の対応は求めていない。
ソフトウェアのダウンロード販売が全盛の昨今ではあるが、僕個人は本サイト内のどこかでも書いたとおり "形あるモノ" としての製品が好きなので、各種ソフトウェアも可能な限りはパッケージ版を購入するスタイルを続けている。
しかし本件のような問題は、今現在別シリーズ作でも出ているかもしれないし、さらにこの先目立って起こるおそれもある。物を買ったからといって安心ができない、とにかく世知辛い時代だと思うとともに、これをお読みの方にとっての参考情報となることを願って本稿を書いた次第。
この DI については、新版たる各 Definitive Edition と、旧版群を比較した際に "絶対的に新版が良い" といったような状況ではなく、描画 (参考動画) やゲームプレイ内容 (バランス調整の具合がきわめて微妙) に関しては、旧版をよしとする派もある。それに対し版元 Deep Silver の執ったこの凶行なる強攻策については、とにかく残念なものであると言うしかない。
Processor | Core2Duo 2.66 GHz |
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RAM | 1 GB (4 GB) |
Disk Space | 6.8 GB |
CD/DVD-ROM Drive Speed | 8x DVD-ROM Drive |
Video | Ati 2600XT 512 MB VRAM (Geforce 8600 GT) No Shared RAM Geforce 9600 (1 GB VRAM) No Shared RAM |
Switchable Full-Screen Display in Multi-Display Environment | Unknown or Not Supported |
Sound | Not Specified |
DirectX | 9.0c |
Network | Internet Connection |
Copy Protection / Activation | Steam |
* Red Values are Recommended.
Dead Island: Riptide on Geforce GTX 760
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