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Platform | Win2k/XP | ||
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Developer | Terminal Reality | ||
Publisher | Majesco Games | ||
Released | Aug 02 2005 | ||
Tags | 3D Action, Gothic, Horror, Shooter, Third-Person | ||
Multiplayer | N/A | ||
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© 2004 Majesco Sales, Inc.
開発/販売元を同じくして 2002 年にリリースされた三人称視点アクション "BloodRayne" (ブラッドレイン) (Win/Mac/GCN/PS2) の続編。本作もこの Windows 版のほか、Xbox および PlayStaion 2 とのマルチプラットフォームタイトルとなっている。本作登場後には PSP 版のリリースもアナウンスされたが、販売元である米 Majesco 社の資金難を理由にキャンセルとなった。ほか、実写映画およびコミック等へのメディア展開もなされた。
BloodRayne シリーズの礎としては 1999 年リリースの Windows 用サバイバルホラーゲーム "Nocturne" (Terminal Reality/Gathering of Developers) の存在がある。
シリーズの主人公である Rayne は、Vampire (吸血鬼) の帝王的存在である Kagan と、Human (人間) である母との間に生まれた Dhampir (ダンピール) と呼ばれる存在。
1930 (1933, 1938) 年代の第二次世界大戦前を舞台としたシリーズ一作目では、自分の出生後、彼女の母親が Kagan の手によって殺害されていたことを悟った Rayne が、米政府の秘密組織である "Brimstone Society" のエージェントとして、ナチの高官でもあった Kagan 打倒を目指し、欧米各地で吸血鬼やナチス兵士との戦いを繰り広げた。
Rayne が Kagan を追い詰めた図書館 "Blood library" で、Kagan は更なる力を求めて Trumain 教授の手から "Vesper Shard" と呼ばれる秘石を奪うが、瀕死の教授は Kagan を巻き込んで手榴弾での自爆を試みた…
Vesper Shard を手にする "Vampire Lord" Kagan
図書館での事件から逃げ延びた Rayne は、それから約 60 年の間、自らの手で Kagan を殺せなかったことを悔やみつつ、彼の血を引く者…、つまりは自分の縁者にもあたる吸血鬼たちをことごとく狩ってきた。
しかし、死んだとされていた Kagan の影響力はいまだに強く残り、まだまだ多くの子孫と崇拝者を抱えてもいた。そうした Kagan 信者の手で造り出された "The Shroud" は、元来吸血鬼が苦手とする太陽光の下でさえも彼等を自由に行動可能とし得る、おそるべき物体であった。
吸血鬼による人類の殲滅を食い止めるため、そしてその陰に見える Kagan の姿を追うため、Brimstone Society の同志である Severin とともに Rayne は再度本格的な活動を始める。
Rayne の武器は両腕に装備したブレードと、ゲーム序盤に入手する Dragon Pistol と呼ばれる二挺拳銃。これに加えてキックや Harpoon (ハープーン…鎖状の銛) による攻撃/捕縛、さらにポール等を使ってのアクロバティックなジャンプ、階段手摺やパイプを使ったグライディング…といった多彩なアクションが楽しめる。
斬撃やキックは既定の順でのキー入力によるコンボ攻撃も可能。また特定のキーと各攻撃キーいずれかの同時押しで繰り出せる特殊技もある。
こうした基本的動作に加え、半分とはいえ人間ならざる者の血が入った Dhampir ならではの特殊能力もある。Feed (吸血行為) によるパワーアップはもとより、一時的に自身の攻撃/防御力を高める Blood Rage、通常見えざる物をその眼にできる Aura Vision、超人的なスピードでの動作を可能にする Dilated Perception といった、戦闘および行動を有利に展開できる三つの Vision Mode と呼ばれるものが備わっている。Vision Mode の使用には、下記に説明する Rage Meter のストックが基本的には必要。
HUD には Rayne の Health (体力…赤色バー) と Rage (怒り…青色バー) の各ゲージと、それに重なる形で Carnage Marker (マーカー上昇で Health/Rage の最大値を増加) が表示され、それらの左側には Dragon Pistol の発射モードおよび弾薬量等がチェックできるメーターが並んでいる。
敵の攻撃や太陽光、そして水に触れることで Rayne の体力は減少するが、ボスクラスの大物など特定の者を除いた相手 (棒や剣などの長物を持った相手には背後から限定) に接近した状態から Feed を行なうことで体力の回復を図れる。また Dragon Pistol 所持時には、Rayne でなくピストルへ相手の血液を取り込むことによって弾薬の装填を行なうことが可能。さらに Feed 中に各種 (斬/蹴/撃) 攻撃キーを押せば、Fatality とよばれる必殺技が繰り出せ、Carnage Marker へのボーナスが入る。
これら多くの能力はシナリオを進めてゆくことでさらにパワーアップ、たとえば先に書いた Vision Mode ならばそれぞれ三つの段階を経てさらに強力になり、Dragon Pistol には発射モードや最大弾薬量の追加といったフィーチャーもある。
敵との戦闘においては、むやみに攻撃を繰り出す前に、まずロックオン (デフォルト設定で Ctrl キー、さらに Alt キーで対象切替) を行なうことが基本。ロックオンで対象を絞った後にはその相手の直接攻撃を防御でき、反対にこちらからも直接攻撃や銃撃を加えたり、ジャンプで飛び越え背後を取ったり、Harpoon による捕縛からの投げ等を行なえる。時には敵以外のオブジェクトをロックオンした上で Harpoon を使い、道を拓くこともある。
ゲームは Rayne の義兄にあたる Zerenski の豪邸から始まり、スラム街の精肉工場、半ば崩壊した電車駅から下水道…と続いてゆく七つのレベルから構成され、それぞれの終点には単数、もしくは複数のボスキャラクタが待ち受けている。
闇からこの世へと活動の場を広げる吸血鬼達をモチーフとした退廃的な世界観と、それに対する Rayne の多彩なアクション。いずれかの要素に魅力を感じる人にはプレイをお勧めしたい。
前作および BR シリーズの祖である Nocturne は未プレイながらも、動画サイト等でどばどばと際限なく流れる真っ赤な血や、一瞬にして二枚おろしにされる雑魚敵などの姿を見て、そして赤毛の主人公 Rayne 姐さん (米 Playboy 誌にもトップレス姿で進出済…※閲覧注意) に魅了されて購入を決意。
やはり Feed からの Faitality や、斬撃等による人体欠損と出血、Harpoon で雑魚敵をいろんな所へ投げ込んでのリアクションなどはユニーク。
ゲーム開始後はチュートリアル代わりの字幕も出ながらの基本動作の習得をかねての行動となるが、数で押し寄せる雑魚の群れと、多すぎる攻撃方法に戸惑い、慣れるまでには少し時間がかかった。特に Harpoon の操作については、なかなか思う所に相手を飛ばせず苦労をし、垂直ポールにつかまっての任意の角度への飛び移り時には、たまに謎の方向転換が起きたりして若干のストレスを覚えた。しかし水平バーを利用しての大車輪や階段手摺等でのブレードを広げてのグライディングにはそれなりの爽快感がある。
初回プレイ時にはある程度シナリオを進めた時点 (アニメーションする刺青テクスチャが素敵な Ferril 姐さんのいる塔の頂上付近) で、自身や銃のレベルアップも考えながら進めておかないと、後半のゲーム進行がいくらかきつくなることを悟り、再度最初からのプレイを決意。特定オブジェクトへのアクションが必須なような、雑魚敵が無限に湧くポイントでの経験値稼ぎも、地味ながらも重要であることを知った。
ジャンルとして "シューター" を冠するわりに、基本はロックオン頼みのシステムなので、フリーエイムによる精密射撃を好む人にはちょっとお勧めし難い面もある。血液を弾薬 (所持弾薬がない場合は Rayne のヘルス値と引き換えに発射) とする Dragon Pistol のアイデアには感心できるが、序盤で使える発射モードはいたって貧弱なため、とにかくのパワーアップを続けて、後半やっと使い物になるかな…といった印象で、ややもったいなく感じた。
また特定のボス戦等、決まった攻撃方法でなくてはならない場合を除いての戦闘はやや大味になりがち。複数キー同時押しの特殊攻撃は見た目の割りに使い勝手はよくないし、結局は Blood Rage 系の Vision Mode を発動しての斬りまくり蹴りまくりでほとんどかたがついてしまうのが残念。
最高に楽しいのは、時間系 Vision Mode の最高峰 "Freeze Time" を発動し、群がる雑魚たちの動きを止めた中でこれでもかと斬撃を繰り出し、気が済んだところでフリーズを解除…と、瞬時にしていっせいに飛び散る血飛沫と肉片を見ながら「やっぱりお肉の国の人はいいなあ」と感慨にふける時。
アクションゲームとしての難易度はそこそこ。全レベルコンプリートの暁には、いわゆる "強くてニューゲーム" の開始も可能で、再プレイしたいレベルの自由選択やアートギャラリー閲覧、隠しコスチュームの追加といった特典も楽しめるのは良かった。
実写化された映画に関してはあまりよい噂も聞けず未鑑賞だが、機会があれば前作および Nocturne のプレイとともに、いちどは体験してみたいとも思う。
20101110
世界観として目指されたデザインはともかく、DirectX 8 世代のゲームということでグラフィック的にはいくらか弱い部分もある本作だが、Windows 版用 (デモ版および CD/DVD 版、Steam 版対応) には有志の手によるメーカー公認のグラフィック強化パッチ "BloodRayne 2 FSAA Patch" が下記 URL 等で無償配布されている。
BloodRayne 2 FSAA Patch (CooPDB)
ex. MPCHC の実行ファイルが C:\Program Files\mpchomecinema 以下にあるとした場合…
"C:\Program Files\mpchomecinema\mplayerc.exe" /fullscreen /play /close "%1"
Processor | 1.2 GHz Processor (Pentium 4 2.0 GHz or AMD equivalent) |
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RAM | 256 MB (512 MB) + 200 MB Virtual Memory |
Disk Space | 5 GB |
CD/DVD-ROM Drive Speed | 4x (24x) CD-ROM |
Video | 100% DirectX 8.1 Compatible Video Card (Matrox Parhelia, Nvidia GeForce 6800, ATI Radeon X800, 9600, 9700, 9800 or Better) |
Switchable Full-Screen Display in Multi-Display Environment | Supported |
Sound | DirectX 8 Compatible Card |
DirectX | 8.1 |
Network | ---- |
Copy Protection / Activation |
* Red Values are Recommended.
BloodRayne 2 on GeForce GTS 250
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