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KLAX (クラックス)

KLAX Cover Art or Title Screen
Platform Family Computer
Developer Atari
Publisher Hudson Soft
Released Dec 24 1990
Genre Puzzle

© Atari Games Corp., Tengen Inc, Tengen Ltd. and Hudson Soft

ブロックが声をあげて落ちゆく様の元ネタは…

注 … 本頁テキストは当時の原稿ほぼままです。時流ねたなどは軽くお流しください。

いたって個人的な話になりますが、最近の筆者のゲームライフといえばもっぱら PC ゲーム。たとえば新作を遊ぶための環境ひとつ揃える際も、PC はハードにお金をかければゲーム用途以外にも使える部分は多くなるわけですし、そう考えるとつくづく「家庭用ゲーム機ってのは実にぜいたくなシロモノだなあ」などとも思えてくるわけでして。ええ。お金に制限が無かったワケではないけれど、生活のことを考える必要もなくファミコンに熱中できてた我が子供時代はやはり良かったな、と。そんなノスタルジックな気持ちで今回も。

今回のタイトル "KLAX" (クラックス) は、ゲームゾンビーズ始まって以来 (たぶん) のパズルゲームです。ご紹介する FC 版の発売は何故かハドソンからですが、元は米 Atari Games (アタリゲームズ) の作品です。ちなみに FC 以外にも、MD や PCE、AC に各種コンピュータ… と多くのプラットフォームで展開されたので、そのいずれかに心当たりがある方もいらっしゃるんではないでしょうか。
ここで Atari と来ましたらばさらなる余談として、その子会社として存在していた Tengen (テンゲン) あたりを含めて語りたいことも大いにあるのですが、それはまたの機会にでも。

で、KLAX ですね。いわゆる "落ちものパズル" と言ってもいいでしょうか。メイン画面は擬似 3D 的な画面構成になっていて、その奥から数色の板がランダムに転がってきます。プレイヤーが操作するのは画面手前に置かれた左右のみ移動が可能なパドル。転がってくる板をこのパドルに載せ、ボタンを押せばパドル下にあるフィールドに落とします。パドル上に重ねることができる板の数は五つまでで、板を落とすフィールドも 5 x 5 ブロック分と決まっています。この制限された空間の中で、転がってくる同じ色の板を "縦 or 横 or 斜め" のいずれかに三つ以上揃えてやれば、板は消滅 = ポイントとなり、板を取りこぼせばミスとなります。これが基本ルールでありこのゲームの全て。とにかく乗っけて並べて消す。
ゲームはステージクリア型で、まずは面ごとに決まった課題を片づけなくてはなりませんが、高次面では画面を転がる板の速度や数も増えるので、慣れれば軽いトリップ気分にひたることも可能です。単純明快なルールに画面構成の妙、取りこぼされた板が放つ悲哀の声… アタリショックの単語を知らずとも充分に楽しめるゲームです。

KLAX Screen
ちなみに国内 AC 版はナムコが販売していた

KLAX Screen
ハードの制約上、効果音と音楽は排他出力に

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